スワップポイント不労所得狙いのデメリット

 

FX投資で不労所得を得る方法の一つとして『スワップポイント』というものがあります。

 

スワップポイントは、低金利の通貨で高金利の通貨を買い保有していることで、金利差分が毎日一定の金額で受けられる利益のこと。

 

ポジションを保有しているだけでほぼ毎日付与されるので、保有数量が多くなれば多くなるほど付与される金額も多くなります。

 

スワップポイントでの不労所得を考えた場合、新興国通貨などの金利の高い通貨を日本円で買うという選択肢が有効。

 

ですが、新興国通貨は価格変動が激しくデフォルト(債務不履行)の可能性もあり、保有し続けるのはかなりのリスクがあります。

 

スワップポイント不労所得を狙って、高金利である新興国通貨を大量に保有した結果、価格の大暴落に見舞われて大きな損失を出してしまう可能性も少なくありません。

 

私も、2019年9月から2020年3月までは高金利通貨スワポ生活を夢見て南アフリカランド円に投資していたのですが、約100万円の損切りロスカットを実行して運用を中止しました…

 

今回は、FXでの高金利通貨のデメリットについて紹介していこうと思います。

価格変動が激しい(特に下落時)

 

新興国通貨は、日本円や米ドルような主要通貨とは比べ物にならないほど、急激に価格が変動します。

 

価格変動が緩やかな新興国通貨もありますが、下落時に関しては奈落の底まで落ちていきそうな勢いで下がっていきます。

 

新興国は政治的にも安定していない場合も多く、経済的にも資源に頼った国が多いため、資源価格や輸出先の国の経済の影響も受けやすいと言われています。

 

その新興国自体には問題が無かったとしても、市場全体・世界全体が何か問題にさらされている時でも急激に値を下げる場合があります。

スワップポイントは変動する

 

『金利の高い国/金利の低い国』という通貨ペア種の買ポジションを保有することによってプラススワップが発生します。

  • 米ドル/円
  • トルコリラ/円
  • 南アフリカランド/円
  • メキシコペソ/円
  • 等々

 

ポジションを保有しているだけで毎日(土日祝分は平日に付与)スワップが付与されるので、スワップを貰って生活する方法を『スワポ生活』と呼ばれることもあります。

 

高金利通貨ペアを買って、ほったらかしておくだけで毎日スワップ益が付与されるので、FXを触ったことがある方は一度はスワップ不労所得生活を夢見たのではないでしょうか。

 

ですが、このスワップポイントは固定値を保証されているわけではありません。

 

スワップポイントは、低金利の通貨で高金利の通貨を買い保有していることで、金利差分が毎日一定の金額で受けられる利益のこと。

 

つまり、低金利の日本円で高金利の新興国通貨を買っておけば高スワップが期待できますが、新興国が金利を下げた場合はスワップポイントも下がってしまいます。

値が下がるとスワップも下がる

 

新興国は政治的にも安定していない場合も多く、経済的にも資源に頼った国が多いため、資源価格や輸出先の国の経済の影響も受けやすいと言われています。

 

何かしらの要因で経済が悪化すると、国は対策としてまず金利を下げる措置を取る場合が多く、金利が下がると通貨間の金利差が縮まるのでスワップポイントも下がります。

 

経済が悪化すると、値が下がり金利も下がりスワップも下がるという3拍子。

 

スワップ狙いで買ったのにも関わらずスワップが貰えなくなってしまい、価格下落の損失とスワップポイントマイナスのダブルパンチを喰らってしまいます。

 

ポジションを保有した値から下がってしまうと含み損を抱えてしまうことになり、証拠金維持率をキープできなくなってしまった時点で強制ロスカットされ、口座に入金していた以上の損失が発生してしまうという最悪のケースも。

新興国通貨は長期的に下がり続けている

長期的に見ると、新興国通貨は値が下がり続けている傾向にあります。

 

【ランド円の月足チャート】

 

【リラ円の月足チャート】

 

約10年間かけてずっと下がりっぱなしで、2008年以前の元の値段に戻っていません。今後も下がり続ける可能性のほうが高いと言えそうです。

 

スワップにつられて高金利な新興国通貨を高値で買うとそれこそ永遠に利確できない可能性も出てきます。

 

長期保有によるスワップポイントを目当てとして高金利通貨を購入した結果、大損をしてしまうことも…

 

新興国通貨は、長期的には0円を目指していく形であるという現実を見過ごすわけにはいきません。

 

スワップポイント狙いのデメリットまとめ

 

  • 価格変動が激しい(特に下落時)
  • スワップポイントは変動する
  • 値が下がるとスワップも下がる
  • 新興国通貨は値が下がり続けている

 

FXを触ったことがある方は一度はスワップポイントでの不労所得生活を夢見たのではないでしょうか。

 

スワップという稼ぐ方法を知ってFXを始めた方も少なくないと思います。(私もそう)

 

何かしらの要因で経済が悪化すると、国は対策としてまず金利を下げる措置を取ります。2020年2月末から騒がれている、新型コロナウイルスによる世界経済悪化時の各国の対策を見ても明らか。

 

金利が下がると通貨間の金利差が縮まるのでスワップ益も減少します。金利が下がっても世界経済悪化の影響を受けて値は下がり続けます。

 

スワップ狙いで買ったのにも関わらず、価格下落の損失とスワップポイントマイナスのダブルパンチを喰らうことになり、保有しているだけでお金が出ていく仕組みの出来上がり。

 

やり方次第では魅力が無いわけではありませんが、過去の自分に「新興国通貨には絶対に手を出すな」と言いたいところですね。