運用に回せる資金を最大限使って利益を出す方法
マネースクエアには【トラリピ】というFXリピート系自動売買ができる注文方法があります。
取引したい通貨ペアのレンジ幅・仕掛本数・利益幅等を設定しておくことによって、あとは自動的に売買を繰り返し行なってくれる優れものです。
2019年7月現在、取引できる通貨ペア数は12種類。
自身が設定した通りに繰り返し売買を行なってくれるので、最初の設定が肝心になってきます。
このページでは、運用に回せる限りある資金を最大限に使って効率よく利益を出すための通貨ペア選定方法を紹介していきます。
FXリピート系自動売買【トラリピ】とは
トラリピは、自身が最初に設定した通りに自動売買を行なってくれる注文方法です。
例えば、以下のようにトラリピで設定したとします。
- 取引通貨ペア:米ドル/円の買注文
- レンジ幅 :100~110円の間
- 仕掛け幅 :0.1円間隔
- 利益額 :1,000円
- 通貨量 :1,000通貨
- ロスカット無しで設定
米ドル/円の値が110~100円を通過することによって、以下のようにポジションが保有されていきます。
- 米ドル/円の値が110.0になれば自動的にポジション保有
- 米ドル/円の値が109.9になれば自動的にポジション保有
- 米ドル/円の値が109.8になれば自動的にポジション保有
- 米ドル/円の値が109.7になれば自動的にポジション保有
- 米ドル/円の値が109.6になれば自動的にポジション保有
- 米ドル/円の値が109.5になれば自動的にポジション保有
- 以下略
利益幅を1,000円に設定したのであれば、保有ポジションの値から1円上がれば決済されて1,000円手に入ります。
- 保有ポジション110.0⇒米ドル/円の値が110.5になれば決済され1,000円ゲット
- 保有ポジション109.9⇒米ドル/円の値が110.4になれば決済され1,000円ゲット
- 保有ポジション109.8⇒米ドル/円の値が110.3になれば決済され1,000円ゲット
- 保有ポジション109.7⇒米ドル/円の値が110.2になれば決済され1,000円ゲット
- 保有ポジション109.6⇒米ドル/円の値が110.1になれば決済され1,000円ゲット
- 保有ポジション109.5⇒米ドル/円の値が110.0になれば決済され1,000円ゲット
- 以下略
こんな感じで自動的に売買を繰り返してくれるので、ほったらかしておいても利益が出ます。いわゆる不労所得というやつですね。
リピート系自動売買注文のデメリット
トラリピに限らずリピート系自動売買注文のデメリットとしては、相場の動きに応じて無感情でポジションを取り続けることにあります。
突然、急激な大暴落が発生して1ドル80円まで一気に下がることが起こりえるかもしれません。(米ドル/円の史上最安値は約78円)
もし1ドル80円まで下がったとして上記のような設定をしていた場合は、かなり大きな含み損を抱かえなくてはいけなくなります。
かといって、1ドル90円くらいまで下がってから買うように設定すると、値が下がってこない限りいつまでたってもポジションが保有できない状態になってしまいます。
決められた値で任意ロスカットするように設定しておくことは可能ですが、リピート系自動売買で利益を出すには、いかに複数のポジションを保有し続けるかがカギ。
テクニカルやファンダメンタルを駆使してトレードをするのであれば、自動売買ではないほうが利益を出しやすいと思います。
ほったらかし&不労所得を理想を実現するためには、強制ロスカットを避けるための徹底した資金管理が必要というわけですね。
買ポジション・売ポジションで取引する通貨の選定
2019年7月初旬現在、取引できる通貨ペア数は12種類。
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- ユーロ/米ドル
- 豪ドル/円
- 豪ドル/米ドル
- NZドル/円
- NZドル/米ドル
- カナダドル/円
- 英ポンド/円
- トルコリラ/円
- 南アフリカランド/円
- メキシコペソ/円
トルコリラ/円相場は、年々下がりっぱなしでレンジになっていないので、トラリピで利益を出すには難易度が高め。売で入ってもいいのですが、マイナススワップポイントが痛い。
米ドル/円の相場は、スワップポイントの関係で買ポジションを取りたいのですが、そうなると史上最安値(78円)までの値幅は広すぎるため難易度高め。
ユーロ/円とユーロ/米ドルの相場は、スワップポイントの関係で売ポジションを取りたいのですが、そうなると史上最高値までの値幅は広すぎるため難易度高め。
ポンド/円の相場は、史上最高値・市場最安値ともに値幅が広すぎるため危険。
それらを踏まえると比較的安全に取引できる通貨ペアは以下の5つ。
- 豪ドル/円
- 豪ドル/米ドル
- NZドル/円
- NZドル/米ドル
- カナダドル/円
プラス・マイナススワップポイントを考慮する
選定した通貨ペアのスワップポイント(貰えるほうの)が、買ポジションで発生するのか売ポジションで発生するのかを調べる必要があります。
買ポジション保有時にプラススワップポイント・売ポジション保有時にマイナススワップポイントが発生する通貨ペア。
- 豪ドル/円
- NZドル/円
- カナダドル/円
売ポジション保有時に±0円のスワップポイント・買ポジション保有時にマイナススワップポイントが発生する通貨ペア。
- NZドル/米ドル
- 豪ドル/米ドル
そんなわけで、払うスワップポイントをなるべく発生させないために買ポジションは…
- 豪ドル/円
- NZドル/円
- カナダドル/円
払うスワップポイントをなるべく発生させないために売ポジションは…
- NZドル/米ドル
- 豪ドル/米ドル
から選定したいところです。
史上最高値・史上最安値に近い通貨ペアを選ぶ
ここまでで選定してきた5つの通貨ペアのうち、史上最高値・史上最安値に近い通貨ペアを選びます。
リピート系自動売買は、任意ロスカットせずにポジションを大量に保有した状態で利益が出るのを待つスタイルがベストだと考えています。(思考停止での不労所得実現のため)
そうなってくると、含み損を抱かえても強制ロスカットにならないための資金管理が大事になるのと同時に、なるべく天井・底に近い通貨ペアから選定して抱かえる含み損が少なくなるようにしなくてはいけません。
天井・底に近づいてきたときの口座状況を見て、入金できるようにFX口座外でお金を確保しておいたほうが無難です。
史上最安値・市場最高値を更新しない保証はありませんが、それらに近づくということは片方の通貨ペアはかなりの利益が出ていることになるので、余裕で耐えられるかもしれません。
今のところ史上最高値に最も近い通貨ペアは…
- NZドル/米ドル
今のところ史上最安値に最も近い通貨ペアは…
- 豪ドル/米ドル
これは2019年7月時点での相場からです。
まとめ
- 買ポジション設定通貨ペア候補:豪ドル/米ドル
- 売ポジション設定通貨ペア候補:NZドル/米ドル
トラリピで運用をする場合、必要証拠金と最大含み損が一番少なくてすむであろう通貨ペアは上記の2つ。
上記の2通貨ペアは相関関係がある通貨ペアなので、なんとなく似たような動きをします。
豪ドル/米ドルの値が上がった時はNZドル/米ドルも上がり、豪ドル/米ドルの値が下がった時はNZドル/米ドルも下がることが多いで模様。
すなわち、相場が大暴騰・大暴落を起こしたとしても、どちらか一方の必要証拠金と含み損を抱かえるだけですみます。
史上最高値・史上最安値を意識して必要資金をFX口座に突っ込んでおけば、強制ロスカットを避けられる可能性は高くなります。
じゃあ必要資金はどれくらい見積もっておけば良いのか?設定内容は?という解説は、作成完了次第別ページで行ないますので、興味があるかたはそちらもチェックしてみてください。
FX投資は自己判断・自己責任でお願いします。
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