高金利通貨メキシコペソについて

 

このページでは、2018年6月の利上げで政策金利7.75%となり、買ポジションを保有しているだけで高いスワップポイントを得ることができる『メキシコペソ』の今後の見通しについて語っていきます。

 

メキシコペソは政策金利が高いこともあって、FXでもスワップポイントが高い通貨として密かに人気があり、一番スワップポイントが高いFX業者では1万通貨あたり15円のスワップを受け取ることができます。

 

メキシコペソは、南アフリカランド・トルコリラといった他の高金利通貨と比べると、財務面や経済面から比較的低リスクで保有することが可能。

 

高金利通貨といえば、『南アフリカランド』『トルコリラ』が有名ですが、最近はメキシコペソの人気が徐々に高まってきています。

 

メキシコペソの今後の見通し

 

メキシコは、隣接国であるアメリカと強い経済関係を持っており、アメリカ経済に大きく依存しています。

 

他の高金利通貨国によくある、失業率・インフレ率・債務残高といった問題点はほとんどないため低リスク。

 

ですが、アメリカへの依存度が強いことからNAFTA再交渉等の対米関係がリスク要因になっています。

 

メキシコは世界最大の経済大国であるアメリカと隣接しているため、アメリカ経済の影響を大きく受ける国。

 

アメリカにとってメキシコが不可欠な存在ということもあり、中長期的には貿易面での関係を今まで以上に強めていくと予想されています。

 

そんなわけで、メキシコペソの見通しとしては中長期的にはかなり安定していると言えそうです。

 

メキシコペソは低リスクで保有可能

 

メキシコペソのスワップポイントは、高いところで1万通貨あたり1日15円受け取れるFX業者があり、現在のメキシコペソのレートが約5.8円であることを考えると、低予算で高いスワップ収益率を狙うことができます。

 

メキシコペソは、高金利通貨の中でも比較的低リスクで保有することができるという理由で人気がある通貨。

 

失業率・インフレ率・政府債務残高対GDP比を、日本や他の高金利通貨と比較してみると以下のようになります。

失業率 インフレ率 債務残高対GDP比率
メキシコ 3.4 4.55 54.18
トルコ 10.6 12.15 53.2
南アフリカ 27.4 4.5 51.57
日本 2.5 0.6 236.3

単位(%)

 

このように、メキシコは日本と比べても失業率・インフレ率・債務残高に問題がなく、特に失業率は高金利通貨の中で群を抜いて良いことが分かります。

 

メキシコペソは格付け機関からも一定数の評価がされており、他の高金利通貨の国よりメキシコの格付けは高評価。

ムーディーズ S&P フィッチ
メキシコ A3 BBB+ BBB+
南ア BAA3 BB+ BB+
トルコ BA1 BB BB+
ブラジル BA2 BB- BB-
日本 A1 A+ A

 

このようなデータの結果からしても、メキシコペソは安全に高金利通貨を保有してスワップポイントを得たい投資家にとって最適な通貨と言えそうです。

 

メキシコペソはアメリカ経済の影響大

 

メキシコペソは他の高金利通貨と比べて比較的安全に保有できる理由は前途した通りですが、メキシコペソには全くリスクはないのかというとそうとは言い切れません。

 

メキシコペソに大きな影響を与える要素としては、アメリカとの関係や世界的なリスクオフの動向。

 

1994年の北米自由貿易協定(NAFTA)発行以降、メキシコはアメリカとの経済関係が強まり輸入全体の約47%、輸出全体の約81%をアメリカが占めています。

 

「NAFTAが自分の望むように改定されないなら米国は脱退する」というアメリカ大統領発言もあり先行きは不透明ですが、もしアメリカがNAFTAから離脱したとしてもWTOのルールに戻るだけなので貿易面での影響は限定的とされています。

 

アメリカ経済の見通しは、世界最大の経済大国として成長し続けており、今後もこの状況はしばらく変わらないと考えられることから、メキシコにとっても基本的にポジティブと言えます。

 

中長期に見てアメリカ経済は今後もトップであり、メキシコはアメリカと隣接しており地理的にも有利。

 

今後メキシコが成長していくことはほぼ間違いないため、仮に一時的に通貨価値が下落することがあったとしても、長期的には上昇していくと考えられます。

 

世界的なリスクオフ

 

何度もミサイル発射や核実験を繰り返してきた北朝鮮については、米朝首脳会談が開催以降は落ち着きを取り戻しており、アメリカがトップである限りは北朝鮮が世界に何かしら仕掛けてくる可能性は低くなりました。

 

来年3月にイギリスのEU離脱がありますが、世界経済への実体的な打撃は「実際に離脱してみないと分からない」と言われており、離脱による影響もポジティブ・ネガティブ共に予想されており、現時点での離脱後の見通しは極めて難しい状態です。

 

結論として、世界的なリスクオフによるメキシコペソの影響は、実際に問題が発生してからしか分からないという感じです。

 

世界的なリスクオフ相場時は、メキシコペソだけではなくほとんどの通貨が下落して安全通貨である円が買われる傾向があるので、強制ロスカットを喰らわないように資金管理を徹底するしかありません。

 

さいごに

2018年11月の中間選挙まではトランプ大統領が対外強攻策を打ち出す可能性が高いため、一時的なリスクオフが起こりうる可能性があります。

 

しかし、メキシコペソは長期的には上昇していくことが予想されるため、2018年中は1ペソ5.0~6.5円のレンジで、今後5年以内に8円を超えてくることが予想されます。(希望的観測含む)

 

そんなわけで、私は安値圏にいる今のうちにメキシコペソを買っています。

【2018年9月】メキシコペソ/円のスワップ運用積立状況

 

メキシコペソを運用することによっていくら稼げるのかを検証しているので、スワップ運用に興味がある方は参考にしてみてください。

 

投資は自己責任でお願いします。