高金利通貨メキシコペソについて

 

2019年11月時点で政策金利が7.50%となり、買ポジションを保有しているだけで高いスワップポイントを得ることができる『メキシコペソ』の今後の見通しについて語っていきます。

 

メキシコペソは政策金利が高いこともあって、FXでもスワップポイントが高い通貨として密かに人気があり、一番スワップポイントが高いFX業者では1万通貨保有することで1日あたり約13円のスワップを受け取ることができます。

 

メキシコペソは、南アフリカランド・トルコリラといった他の高金利通貨と比べると、財務面や経済面から比較的低リスクで保有することが可能。

 

高金利通貨といえば、『南アフリカランド』『トルコリラ』が有名ですが、最近はメキシコペソの人気が徐々に高まってきています。

 

アメリカのトランプ大統領が「国境に壁を建設する」という発言をしており、メキシコペソにとってはネガティブな要素が拭いきれませんが、隣国アメリカ経済が強いこともありメキシコ経済もその恩恵を受けています。

 

メキシコペソの今後の見通し

 

メキシコペソは長期的には上昇していくことが予想されるため、2019年中は1ペソ5.0~6.0円のレンジで、今後5年以内に8円を超えてくることが予想されています。

 

メキシコは、隣接国であるアメリカと強い経済関係を持っており、アメリカ経済に大きく依存しています。

 

他の高金利通貨国によくある、失業率・インフレ率・債務残高といった問題点はほとんどないため低リスク。

 

メキシコは世界最大の経済大国であるアメリカと隣接しているため、アメリカ経済の影響を大きく受ける国。

 

アメリカにとってメキシコが不可欠な存在ということもあり、中長期的には貿易面での関係を今まで以上に強めていくと予想されています。

 

そんなわけで、メキシコペソの見通しとしては中長期的にはかなり安定していると言えそうです。

メキシコペソは低リスクで保有可能

 

メキシコペソのスワップポイントは、高く設定されているところで1万通貨あたり1日約13円受け取れるFX業者があり、現在のメキシコペソのレートが約5.6円であることを考えると、低予算で高いスワップ収益率を狙うことができます。

 

メキシコペソは、高金利通貨の中でも比較的低リスクで保有することができるという理由で人気がある通貨。

 

失業率・インフレ率・政府債務残高対GDP比を、日本や他の高金利通貨と比較してみると以下のようになります。

失業率 インフレ率 債務残高対GDP比率
メキシコ 3.4 4.55 54.18
トルコ 10.6 12.15 53.2
南アフリカ 27.4 4.5 51.57
日本 2.5 0.6 236.3

単位(%)

 

このように、メキシコは日本と比べても失業率・インフレ率・債務残高に問題がなく、特に失業率は高金利通貨の中で群を抜いて良いことが分かります。

 

メキシコペソは格付け機関からも一定数の評価がされており、他の高金利通貨の国よりメキシコの格付けは高評価

ムーディーズ S&P フィッチ
メキシコ A3 BBB+ BBB
南ア BAA3 BB BB+
トルコ B1 B+ BB-
ブラジル BA2 BB- BB-
日本 A1 A+ A

 

このようなデータの結果からしても、メキシコペソは安全に高金利通貨を保有してスワップポイントを得たい投資家にとって最適な通貨と言えそうです。

メキシコペソはアメリカ経済の影響大

 

メキシコペソは他の高金利通貨と比べて比較的安全に保有できる理由は前途した通りですが、メキシコペソには全くリスクはないのかというとそうとは言い切れません。

 

メキシコペソに大きな影響を与える要素としては、アメリカとの関係や世界的なリスクオフの動向。

 

1994年の北米自由貿易協定(NAFTA)発行以降、メキシコはアメリカとの経済関係が強まり輸入全体の約47%、輸出全体の約81%をアメリカが占めています。

 

「NAFTAが自分の望むように改定されないなら米国は脱退する」というアメリカ大統領発言もあり先行きは不透明ですが、もしアメリカがNAFTAから離脱したとしてもWTOのルールに戻るだけなので貿易面での影響は限定的とされています。

 

アメリカ経済の見通しは、世界最大の経済大国として成長し続けており、今後もこの状況はしばらく変わらないと考えられることから、メキシコにとっても基本的にポジティブと言えます。

 

中長期に見てアメリカ経済は今後もトップであり、メキシコはアメリカと隣接しており地理的にも有利。

 

今後メキシコが成長していくことはほぼ間違いないため、仮に一時的に通貨価値が下落することがあったとしても、長期的には上昇していくと考えられます。

世界的なリスクオフ

 

何度もミサイル発射や核実験を繰り返してきた北朝鮮については、米朝首脳会談が開催以降は落ち着きを取り戻しており、アメリカがトップである限りは北朝鮮が世界に何かしら仕掛けてくる可能性は低くなりました。

 

2019年10月末にイギリスのEU離脱が予定されていましたが延期に。

 

世界経済への実体的な打撃は「実際に離脱してみないと分からない」と言われており、離脱による影響もポジティブ・ネガティブ共に予想されており、現時点での離脱後の見通しは極めて難しい状態。

 

米中貿易摩擦は改善の方向に向かっています。

 

結論としては、世界的なリスクオフによるメキシコペソへの影響は実際に問題が発生してからでないと分からないという感じです。

 

世界的なリスクオフ相場時は、メキシコペソだけではなくほとんどの通貨が下落して安全通貨である円が買われる傾向があるので、強制ロスカットを喰らわないように資金管理を徹底するしかありません。

 

メキシコペソ/円でスワップポイント生活できるかどうか

国内FXはレバレッジ25倍でポジションを保有することができるので、通貨価値が6円時のメキシコペソを1ロット(1万通貨)保有するのに必要な必要証拠金は約2,400円。

  • 6円×10,000通貨÷25倍レバレッジ=約2,400円

 

現在(2019年11月)時点のメキシコペソ/円の通貨価値は1ペソ=約5.5円。

  • 5.5円×10,000通貨÷25倍レバレッジ=約2,200円

 

生活費を稼ぐとなると最低でも10~20万円は必要になってくると思うので、メキシコペソ/円をどれだけ保有すれば満たすことができるのかを計算します。

 

  • 1万通貨=1日あたりのスワップポイント約11円と仮定
  • 1万通貨買った場合=受取スワップポイント月約330円
  • 10ロット買った場合=受取スワップポイント月約3,300円
  • 100ロット買った場合=受取スワップポイント月約33,000円
  • 200ロット買った場合=受取スワップポイント月約66,000円
  • 300ロット買った場合=受取スワップポイント月約99,000円
  • 400ロット買った場合=受取スワップポイント月約132,000円
  • 500ロット買った場合=受取スワップポイント月約165,000円
  • 600ロット買った場合=受取スワップポイント月約198,000円

 

約10万円稼ぐ場合
  • 1ペソ4円までの下落に耐える想定
  • 保有通貨数:300万通貨
  • 必要証拠金:約66万円(1通貨あたり約2,200円)
  • 余裕資金 :約450万円(1通貨あたり約15,000円)
  • 必要資金合計:約516万円
約15万円稼ぐ場合
  • 1ペソ4円までの下落に耐える想定
  • 保有通貨数:500万通貨
  • 必要証拠金:約110万円(1通貨あたり約2,200円)
  • 余裕資金 :約750万円(1通貨あたり約15,000円)
  • 必要資金合計:約860万円
約20万円稼ぐ場合
  • 1ペソ4円までの下落に耐える想定
  • 保有通貨数:600万通貨
  • 必要証拠金:約132万円(1通貨あたり約2,200円)
  • 余裕資金 :約900万円(1通貨あたり約15,000円)
  • 必要資金合計:約1,032万円

 

あくまでも1ペソ4円まで下がっても耐えられる想定での必要資金計算なので、レート変動によるロスカットリスクが完全に消せているわけではありません。

 

メキシコペソ/円の過去最安値は2016年に記録した4.87円です。

引用元:みんかぶFX

 

まずは過去最安値4.87円(理想は4円以下)まで下がってもロスカットされない資金を口座に入金しておき、後は毎日付与されるスワップポイントで資金管理をしていきましょう。

 

とはいえ、10万円以上のスワップポイントを受け取るための516万円をサクッと用意するのは難しいと思います。

 

いきなり10万円のスワップを受け取るための資金を用意できない場合は、少額の資金を少しづつ運用に回していき、まずは副収入程度のスワップポイントを狙ってみてはいかがでしょうか。

 

当ブログでは、メキシコペソ/円でのスワポ生活を目指す検証をしているので、スワップ運用に興味がある方は参考にしてみてください。

 

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投資は自己責任でお願いします。