ナンピン買いは危険!GMOの原油CFDで発生する価格調整額を解説

GMOの原油CFDで発生する価格調整額

 

原油の減産交渉が順調に進みこれから値が上昇に転じると思っていたのですが、新型コロナの影響で需要と供給のバランスが大きく崩れており、原油先物の下落が続いています。

 

4月16日に原油先物の限月が到来し、5月限月に乗り換わり20ドルから26ドルに価格調整が行われました。

 

つまり、買1枚あたりマイナス6,000円くらいの価格調整額が発生。建玉を10枚持っていた場合は6万円マイナス…

 

GMOの価格調整額は『未決済価格調整額』として計上されるので直接ダメージはありませんが、評価損益合計は増えていきます。

 

というわけで、このページでは価格調整が発生するCFD銘柄は長期ナンピン投資がおすすめできない理由について解説していこうと思います。

価格調整額とは

GMOクリック証券では以下のように説明されています。

引用元:GMOクリック証券

 

価格調整額は、原資産が先物のCFDに発生する調整額であり、原資産が先物というのは、CFDの価格を作る際に先物の価格を参照しているという説明内容です。

 

私なりに説明してみると…

  • 先物A(例えば100円に設定)の期日を過ぎると参照できなくなる
  • その前に別の先物B(例えば90円に設定)に参照先を変更する必要がある
  • 参照先を変えたことで先物Aと先物Bとの価格差が生じる
  • 生じた価格差が価格調整額として反映される

 

参照していた先物Aの期日が過ぎると参照先を変更しなくてはいけなくなるようで、変更前と変更後の価格に差があれば差額分が価格調整額として反映されるということらしいです。

 

価格が上方向に調整された場合は買ポジションがマイナスになり、価格が下方向に調整された場合は売ポジションがマイナスになります。

原油先物価格が20ドルから26ドルに価格調整

 

2020年4月16日に、原油先物価格が上方向に約6ドル調整されました。

 

簡単に言うと、期限がきた原油先物のポジションを一旦20ドルで売って、そして26ドルで買いなおすという調整が入った、という感じです。

 

価格調整が発生したことによって、原油先物価格が20ドルから26ドルにジャンプしています。これはポジティブなニュースで値が上昇したわけではなく、先物が乗り換わったからです。

 

参照していた先物Aの期日が過ぎると参照先を変更しなくてはいけなくなるようで、変更前と変更後の価格に差があれば差額分が未決済価格調整額として反映されます。

20ドルで買ったポジションの価値が26ドルになるループ

  • 20ドルで1枚買う
  • 価格調整で26ドルにジャンプ
  • 未決済価格調整額が-6,000円発生
  • チャートが26ドルから20ドルに下落
  • 評価損益が-6,000円発生
  • ループしたら含み損地獄になる

 

原油先物の値が20ドルになった時点で1枚買ったとします。

 

そのまま大きく上がりもせず下がりもせず価格調整日を迎え、買ポジションはマイナス6,000円の価格調整額が発生したとします。

 

その場合、ポジション自体の評価損益は変わりませんが、未決済価格調整額として-6,000円分計上されます。

 

原油先物の値が20ドルから26ドルに上がったのにも関わらずポジション自体の評価損益は変わらないということは、20ドルで買ったポジションの価値が実質26ドルになったと同様になります。

 

そして、26ドルにジャンプした後に徐々に20ドルあたりまで下がっていく可能性もあり、26ドルから20ドルにまで値が下がってしまうとポジション自体の評価損益も-6,000円になってしまいます。

 

つまり、未決済価格調整額と未決済ポジション評価損益が各-6,000ずつとなり、その時点で合計-12,000円の評価損益が発生することに…

 

さらに、価格調整が入り20ドルから26ドルにジャンプした場合はまた-6000円の実決済価格調整額が発生します。これで未決済価格調整額の合計は-12,000円。

 

価格調整が上昇した場合はポジション自体の評価損益に変化はありません。

 

そして、26ドルにジャンプした後に徐々に20ドルあたりまで下がっていった場合は…以下繰り返し。

安い時に買って高い時に売るはリスクがある

 

原油はどれだけ下落しても0ドルになることはないという言葉をよく聞きますが(私も使っていた)、実質は底なし地獄の奈落の落とし穴だということが判明しました。

 

長期で保有したりナンピンで買い下がるのであれば、価格調整されることを理解したうえで取引することをオススメします。

 

原油は20年ぶりの暴落で投資のチャンスだと思っていましたが、一筋縄ではいかないようですね。

 

投資上級者以外は価格調整額が発生する銘柄は手を出さないほうが無難だと私は考えます。

 

価格調整額まとめ

 

GMOクリック証券のCFD取引時に生じる価格調整額について、自分なりに調べたまとめは以下の通り。

 

  • 価格調整額は銀行の利息やFXでのスワップポイント的なものではない
  • 参照する先物を変更する必要があるらしく、その際に変動した価格分の金額が反映される
  • 価格調整額を支払うことになっても、その分の価格は上昇しているので実質的には損失ではない(逆も同様)
  • 期先(価格が調整された後)が上昇した場合は売ポジションが利益
  • 期先(価格が調整された後)が下落した場合は買ポジションが利益

 

パターンとしては、期近が下方向に下落しているときは期先が上方向に調整され、期近が上方向に上昇しているときは期先が下方向に調整される傾向がありそうです。

 

安いと思って買ってしまうと価格調整のマイナス額が膨らんでいくだけの無間地獄ループに陥ってしまうリスクがあり、買うタイミングを見計らうのは非常に難しいと言えそうです。

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