メキシコペソ/円のトレード&スワップでセミリタイアを目指す方法
現在のメキシコの政策金利は7.25%(2020年1月時点)となっており、日本円との金利差がかなり広がっているためスワップポイントも高額に設定されています。
FX業者によって設定されているスワップポイント値は異なりますが、メキシコペソ/円の通貨ペアの買ポジションを保有しておくだけで1lot(1万通貨)あたり1日約10円程のスワップが貯まっていきます。
当ブログでは2018年7月から、FXで稼ぐ方法の一つである『スワップポイント』を得るために、高金利通貨として人気のある『メキシコペソ』を淡々と積み立てていく検証をしていました。
メキシコペソ/円のスワップポイントが月10万円入ってくるようになるまではひたすら積み立ていく検証をしていく予定でしたが、安い時に買っておいたポジションの含み益がかなり出ていたため、誘惑に負けて利確してしまいました…
ポジションを利確してしまうと、もちろんスワップポイントは入ってきません。
メキシコペソ/円のスワップポイントは魅力的なのは間違いありませんが、為替差益が出ているのにもかかわらず利確しないというのは機会損失(儲け損ない)ですよね。
というわけで、これからはメキシコペソを淡々と積み立てていく手法から『為替差益も狙いつつスワップも得る手法』に変更しました。
メキシコペソ/円の資産運用に興味がある方は参考にしてみてください。
メキシコペソ/円の運用設定『少なくなったら足すだけや』編
メキシコペソ/円の運用設定は以下の通り。
- 1日1回1ポジション1万通貨限定で買う
- 1日の値動き分くらいの利確幅に設定する
- 自身の口座資金に応じて保有できる通貨量を見極める
- 強制ロスカットレートを過去最安値以下になるように注文する
- 塩漬け状態になったポジションはスワップ製造機と割り切って保有する
2020年1月時点でのメキシコペソ/円のスワップポイントは1lotあたり1日約10円。
メキシコペソ/円を100万通貨保有した場合は1日あたり約1,000円(1月あたり約30,000円)もらえる計算になります。
為替差益の視点から見ると、たとえば1ペソ5.5円の時に1万通貨買っていたとして、値が5.6円に上がった時に保有ポジションを手放した場合は1,000円の利益がでます。
買ったポジションをそのまま保有し続けるだけではなく、値が下がった時に買って値が上がった時に売る手法も組み合わせたほうが利益率が上がると見ています。
値が必ず上がっていくとは限りませんが、常に下がり続けるとも限りませんよね。
下降トレンド中は買い下がっていきスワップポイントで稼いで、上昇トレンド中は利確されていくので為替差益で稼げるという手法です。
この手法のデメリットとしては、保有ポジションが少ない時は為替差益でもスワップポイントでも稼ぎにくくなるという点。
そんなデメリットを補うために、サブポジションとして別通貨ペアの売り注文も設定します。
そんな感じで、運用ルールの詳細をご確認ください。
1日1回1ポジション1万通貨限定で買う
自身の好きなタイミング・裁量で、1日1回1ポジション1万通貨限定で成行注文で毎日積み立てていきます。
無限に毎日チビチビと積み立てていくわけではなく、自身のFX口座資金額での最大保有数量を計算(後述)したうえで、積み立てを継続するか一旦積み立てを中止するかを判断します。
最大保有数量の上限に達した後に積み立てたポジションが利確されれば、利確された分だけ積み立てを再開します。
youtubeで聞いたことがあるセリフ『(ポジションが)少なくなったら足すだけやから』ってやつですね。
- 毎日チビチビと限界点まで買っていく
- 限界点まで到達した後は利確されるのを待つ
- スワップが1ポジション分(2万円)貯まったら1ポジション買う
- ポジションが利確されれば積み立て再開
- 給料などをFX口座に入金した場合も積み立て再開
ペソ円はボラティリティが低い通貨ペアなので、買ったポジションが当日に利確することはあまり無いと思いますが、少しでも利確できる可能性を高めるために、ペソ円のスプレッドが広がっていない時間帯を狙って注文を出します。
注文したポジションが決済されようが塩漬こうが、1日1回1ポジション1万通貨限定で成行注文を出していきましょう。
利確幅を設定する
メキシコペソ/円の1日あたりの平均値幅は大体0.05円。激しく動いても1日あたり0.05~0.1円動くか動かないかくらいです。
ペソ円は値動きが激しい通貨ペアではないので、利確する幅を広く開けすぎてしまうとなかなか決済されずキャピタルゲインでの利益が出にくくなります。
利確幅は0.05~0.1円あたりが最適かと思います。ちなみに私は0.05円で設定しています。
取引するFX会社にもよりますが、最低0.03円以上は利確幅を広げないと注文を出せなくなっている場合もあるので臨機応変に。
自身の口座資金に応じて保有できる通貨量を見極める
FXで運用できるお金があればあるほど多くの通数数量保有可能ですが、自身のFX口座資金で保有できる通貨量を見極める必要があります。
この運用設定は、基本的には損切りをしないことが前提になっています。
メキシコペソ/円の過去最安値は4.87円。
ざっくりですが、メキシコペソ/円の価格レートが5.00~6.00の範囲内であれば1万通貨あたり約2万円用意しておけば1ペソ3.9円あたりまで下がっても耐えられます。
つまり、運用資産が10万円ある方であれば5万通貨分まで買っても安全圏という計算になります。
- 2万円:1万通貨
- 4万円:2万通貨
- 6万円:3万通貨
- 8万円:4万通貨
- 10万円:5万通貨
- 200万円:100万通貨
5万通貨買えるのであれば、1万通貨ずつ5つのポジションを取れるということです。
200万円の運用資金があれば5.0~6.0円の範囲内に100個のポジションを保有可能。
過去最安値の確認&安全圏算出の計算方法
メキシコペソ/円の過去最安値は2016年につけた4.87円。
今後、過去最安値を更新する可能性はありますが、とりあえずはペソ円が4.87円まで下がっても強制ロスカットされないポジション保有量で運用していく必要があります。
理想としては、ペソ円が4円以下になっても大丈夫なくらいに余剰資金を確保しておきましょう。
安全圏算出の計算方法(1万通貨あたり2万円の根拠)
(有効証拠金-必要証拠金)÷通貨数量=強制ロスカットまでの値幅
※メキシコペソ/円のチャートが5.5円の時に100万通貨買った場合
- 口座残高 :2,000,000円
- 保有通貨量:1,000,000通貨
- 有効証拠金:2,000,000円
- ペソ円必要証拠金:10,000通貨あたり約2,500円
- (2,000,000円-250,000円)÷1,000,000通貨=1.75円
- 5.5円-1.75円=3.75円
- 強制ロスカットライン=3.75円
上記の計算は、レート5.5円の時に一気に100万通貨買った場合の計算方法なので、1日1回1ポジションずつ積み立てていく場合は、その時その時の口座残高・必要証拠金・有効証拠金・保有通貨量を計算式に当てはめましょう。
計算がメンドクサイ場合は、トレイダーズ証券の『証拠金シミュレーション』で調べるのもアリ。
塩漬け状態になったポジションはスワップ製造機として割り切る
好きなタイミング・裁量で、自身のFX口座資金額に応じて、1日1回1ポジション1万通貨限定で積み立てていくのですが、値が下がりっぱなしになると保有ポジションが決済されずに塩漬け状態になります。
ポジションを保有しておくと1万通貨あたり1日約10円スワップポイントが貰えるので、ポジションを手放さない限りはスワップで稼げます。
もし仮に100万通貨分塩漬け状態になったとしても1日あたり約1,000円貰えるので、月3万円程はスワップで稼ぐことが可能。
前途したように、強制ロスカットを避けるためには1万通貨あたり2万円は見積もっておいたほうが無難です。
つまり、200万円あれば100万通貨保有しても安全圏なので、お金のなる木として月最低3万円以上の実(スワップ)を生み出し続けてくれます。
このような月3万円以上生み出してくれる『お金のなる木』を4・5本程用意できれば、セミリタイアも近づくのではないでしょうか。
サブポジションとして別通貨ペアを空売る
ペソ円の値が上昇していくとペソ円の保有通貨数量が少なくなってしまい、為替差益(キャピタルゲイン)でもスワップ(インカムゲイン)でも稼ぎにくくなります。
対策として、メキシコペソ/円と連動性または相関関係がある通貨ペアを売り注文で出しましょう。
為替市場的に良くない報道や要人発言があると円が買われて円高になる傾向(リスクオフ時の円買い)が強いので、ペソ円を含むクロス円は似たような動きをするタイミングが多く見られます。
サブポジション売り通貨ペア候補は、証拠金やスプレッドボラリティ的にオセアニア通貨『豪ドル/円』もしくは『NZドル/円』をオススメします。
マイナス金利を導入している『フラン/円』も候補。
欧州通貨である『ユーロ/円』や『ポンド/円』は証拠金や過去最高値までの値が高く値動きも激しいので、運用資金が少ない間は避けておきましょう。
サブポジションという役割を持たせるので、通貨数量と保有間隔と利確幅はなるべく抑えた設定にしておきましょう。
ちなみに私のサブポジション設定は以下の通り。
- 通貨ペア:スイスフラン/円
- 保有数量:0.1万通貨ずつ
- 注文幅 :0.30円ごと
- 利確幅 :0.50円(500円の利益)
あくまでもサブとして取引をするので、メインの評価損益よりもサブの評価損益が上回ってしまっている時は、サブの取引は一旦を中止しましょう。
まとめ
- メキシコペソ/円(買)
- 注文方針:1日1回1ポジ1万通貨限定で買う
- 利確幅 :0.05円(500円の利益)
- 通貨数量:1ポジ1万通貨
- 見積資金:1万通貨あたり20,000円以上
- 高値上限:6.00円
- 安値下限:口座資金次第
- 豪ドル/円・NZドル/円・フラン/円(売)
- 注文方針:ペソ円の評価損益を下回っている時のみ注文する
- 注文幅:0.03円以上
- 利確幅:0.05円(500円の利益)
- 通貨数量:1ポジ0.1万通貨
メキシコペソ/円は過去最安値までの値幅が小さいので、少ない資金で比較的安定的に利益を出すことができます。(1ペソ4.87円が最安値)
スワップポイント値も高いので、ペソの値が下がっていってポジション量が膨れ上がってきたとしてもスワップで利益を出すことができます。
上手く運用できることが証明されれば会社を辞めてもお金に困ることのないセミリタイア生活も実現可能になるかもしれません。
当ブログでは、FX取引で稼いだ実績を毎週公開しています。FXによる資産運用に興味がある方は参考にしてみてください。
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