NZドルの今後の見通し

 

このページでは、先進国通貨の中で最高レベルの高金利を誇り、FXでも高スワップで人気があるNZドル(ニュージーランドドル)について、今後の見通しを語っていきたいと思います。

 

ニュージーランドは、1人あたりのGDPが日本よりも高く経済成長が続いている豊かな国。

 

現在のニュージーランドの政策金利は1.75%。しばらくは据え置きが想定されており、次の利上げ開始時期は2020年夏頃になると言われています。

 

ニュージーランドの財政状態は非常に健全ですが、経済的に中国との結びつきが強いため米中貿易戦争の影響を受け最近のNZドルは下落傾向。

 

米中貿易戦争次第ではまだ下落基調が続くとされており、2018年内の下値は68円程度になると予想されています。

 

米中の関係改善の見通しが立ち利上げが実施されれば、90円くらいまでは上昇すると思います。

 

ニュージーランドの基本情報

 

ニュージーランドといえば『アルプスの少女ハイジ』を連想する方もいるかと思います。

 

芝生が生える山にポツンと小屋があり、羊や牛や豚が放し飼いされている自然豊かな国のイメージがあるのではないでしょうか。

 

NZドルは高金利通貨としても有名なため新興国という印象があるかもしれませんが、ニュージーランドは先進国に分類されています。

 

ニュージーランドの輸出相手国としては、1位がオーストラリア21.5%・2位が中国14.9%・3位がアメリカ9.2%

引用元:世界経済のネタ帳

中国は第2位の貿易相手国であり、ニュージーランド経済はかなり中国経済の影響を受けやすいとされていますが、中国経済に陰りが見えた中でもニュージーランドは安定的な経済成長が続いています。

 

中国経済に陰りが見えた中でもニュージーランド経済が成長を続けている要因としては、移民の増加にともなう人口増加による消費・生産も拡大が挙げられます。

 

治安も良く自然も豊かであるため、移住先としての人気が高いことがニュージーランド経済に良い影響を与えているようです。

 

政策金利の利上げ時期

 

2018年8月9日に、ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は政策金利を1.75%に据え置くとともに、経済成長の見通しが弱まる中で政策金利を現行水準にあと2年間維持する見通しを示しました。

 

つまり、2020年までは利上げは行なわれない可能性が高いということです。

 

2020年第三四半期(7-9月期)の利上げを示唆しており、1年後倒しになったことで利上げ観測は遠ざかっています。

 

しばらくは利上げが実施されないと見込まれていることから、NZドルの通貨価値の下落基調が続くと予想されています。

 

NZドルの特徴

 

NZドルは、最大3.25%から現状の1.75%まで利下げされたとはいえ、先進国の中ではまだまだトップクラスの高金利通貨

 

2018年現在のニュージーランドの政策金利は1.75%で、今後2年間は据え置く政策をとることが想定されています。

 

アメリカの2.0%と比べると低くなりますが、日本は0.1%でEU0.05%

 

オーストラリアの豪ドルも先進国の高金利通貨として有名ですが、それでも1.5%

 

政策金利の高さはFXによるスワップポイントに反映されるため、ニュージーランドのNZドルを保有することによって非常に高いスワップを受け取れます。

 

南アフリカランドやトルコリラやメキシコペソ等の高金利な通貨もありますが、それらは保有リスクが高い新興国通貨がゆえにスワップも高くなっています。

 

NZドルは先進国の通貨であるため、通貨危機といった財政リスクが少なく長期的に安定した成長が期待できる『ローリスク・ミドルリターン』な高金利通貨です。

 

しばらくは下落トレンドが続くと予想

 

結論から述べると、2018年の間は1NZドル68円程度まで下落し、米中貿易戦争が落ち着けば中長期的には90円を目指すと予想。

 

ニュージーランドという国は、財務リスクが低く経済成長もしていることから、NZドルの価値は長期的には上昇していくと考えられます。

 

ですが、米中貿易摩擦によるリスクや長期間の金利据え置き等が要因で、しばらくは下落基調が続くと予想しています。

 

中国経済に影響を受けやすく米中貿易戦争が泥沼化してきているため、通貨価値が上がってもすぐに下がってしまう傾向が続いています。

 

2018年11月にはアメリカの中間選挙があり、しばらくはアメリカの対外強攻策は続くと予想され、リスクオフによりNZドル円以外の通貨ペアも下落中です。

 

さいごに

2018年11月の中間選挙まではトランプ大統領が対外強攻策を打ち出す可能性が高いため、一時的なリスクオフ相場が起こりやすくなっています。

 

NZドルの長期的な見通しとしては上昇していくことが予想され、2018年中は1NZドル68円まで下落する可能性がありますが、今後5年以内には90円を超えてくる場面もあると思います。

 

ニュージーランドは非常に安定して経済成長が継続しており国内経済も景況感はかなり良いとはいえ、アメリカと中国の関係が完全に改善されない限りは世界的なリスクオフ相場が続き、NZドルだけではなく全ての通貨の下落要因が拭いきれません。

 

米中貿易摩擦等のトランプ政権による対外強硬策や中国経済への懸念の再燃等、今後も様々な問題が発生することが予想されますが、私は『NZドル/円(買ポジション)』『NZドル/米ドル(売りポジション)』を保有する作戦をとっています。

FXトラリピ『NZドル/円』の注文内容と運用実績

FXトラリピ『NZドル/米ドル』の注文内容と運用実績

 

私はマネースクエアの自動売買システム『トラリピ』でNZドルを取引しているので、FX取引に興味がある方は参考にしてみてください。