新型コロナウイルスとは
ウイルス粒子(ビリオン)の外殻膜に当たる「エンベロープ」に、太陽のコロナのような形状が見られることから、コロナウイルスという名が付いたようです。
コロナウイルスには細菌に対して有効な抗生物質も効力を及ぼさない模様。
人間に感染するコロナウイルスとしては6種が確認されていて、その中の4種は感染しても症状は比較的軽微で済みます。
残る2種が「重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV)」と「中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)」で、感染すると重症の肺炎をもたらします。
SARSについては、覚えている方もいるのではないでしょうか。
今回の新型コロナウイルスは人間に感染することが確認された7つ目のコロナウイルスに当たり、国際的には「2019-nCoV」と呼称されています。
新型コロナウイルスの発生源
人間が衛生管理されていない野生動物と接触することは、突然変異したウイルスをもらってしまう確率を上げる行動に繋がりかねません。
米疾病対策センター(CDC)が新型コロナウイルスの発生源について以下のように解説しています。
「コロナウイルスの一部はヒトに感染し、病気を引き起こすが、ラクダ、ネコ、コウモリなどの動物間で循環している。人に感染するようになったコロナウイルスであるSARSはジャコウネコに由来し、MERSはラクダに由来する」
発生源は動物としつつも、具体的な動物の種類については明らかになっていないようです。
新型コロナウイルスの症状
新型コロナウイルスで入院した患者の症状で多いものは、『発熱、せき、息苦しさ、筋肉痛と気だるさ、痰(たん)』である模様。
症状だけを見てみれば、ただの風邪と同じようなものなので、医師にとっては判断が難しいようです。
ですがそのまま放置して重症化してしまうと、肺炎や呼吸困難を引き起こしたり、腎臓の機能が低下したりすることがあるということです。
感染してから症状が出るまでの潜伏期間は、症状が軽い患者の場合はおよそ1日~10日前後で、最長でも14日前後だと言われています。
日本国内にも感染者を確認
新型コロナウイルスの感染が拡大している中国・武漢市から帰国した日本人から感染が確認された模様。
新型コロナウイルスについて厚労省は
「ヒトからヒトへの感染が認められましたが、現時点では広く流行が認められている状況ではありません」
「過剰に心配せず、季節性インフルエンザと同様に咳エチケットや手洗いなどの基本的な感染症対策に努めて」と冷静な行動を呼びかけています。
厚労省の呼びかけは以下の通り。
◆国民の皆様へのメッセージ
○ 新型コロナウイルス感染症は、我が国において、現在、ヒトからヒトへの感染が認められましたが、現時点では広く流行が認められている状況ではありません。国民の皆様におかれては、過剰に心配することなく季節性インフルエンザと同様に咳エチケットや手洗いなどの基本的な感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
○ 武漢市から帰国・入国される方あるいはこれらの方と接触された方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合には、マスクを着用するなどし、事前に医療機関へ連絡したうえで、受診していただきますよう、御協力をお願いします。また、医療機関の受診にあっては、武漢市の滞在歴があることまたは武漢市に滞在歴がある方と接触したことを事前に申し出てください。
感染者1人から感染してしまう人数は、おおよそ1.4人から2.5人だという数値をWHO(世界保健機関)が公表しています。
さっそく情報に食い違い発生
1月末時点での新型肺炎の発症者人数は約5千人ですが、SNSでは9万人以上の感染者がいる等という情報が発信されているようです。
どこの誰かが分からないSNSの情報(私も含め)よりも、感染者が拡大している中国の発表を信じたほうが賢明だと思いたいところですが、過去に中国は新型ではないコロナウイルス(SARS)についての情報をお茶を濁した過去があります。
感染している人の中にも病院に行っていない人が多数いると思われるので、本当のところの感染者数は知る由もありません。
とりあえず、私はこのサイトのリアルタイム数値を見ています。
感染者1人から感染してしまう人数は、おおよそ1.4人から2.5人だという数値をWHO(世界保健機関)が公表しているようですが、イギリスの大学研究チームによると1人から感染してしまう人数は平均3.8人だと指摘しているそうです。
新型コロナウイルスの感染が拡大している中国・武漢市から帰国した日本人から感染が確認されたと前述しましたが、武漢(中国)からのツアー客を乗せたバスの運転手が第一感染者という情報もあります。
どちらにせよ、すでに日本にも新型コロナウイルスが入ってきているのは間違いありません。
さいごに
世界中で発表されている感染者人数・感染力・感染経路・感染症状等に食い違いが生じており、SNSでも様々な情報が発信されています。
どうやら感染した後に回復した人も結構いるらしい。(これも情報ソースがあやふや)
どの情報が正確でどの情報を信じたらいいのか分からなくなってしまっていますが、とにかく個人ができること(うがい・手洗い等)を徹底しましょう。
個人的には、コロナショックによるリスク回避の円高がなるべく早く落ち着いてくれることを願っています…(当ブログはお小遣い稼ぎブログですが、経済的な影響も大きかったので記事にしました)
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