余剰金を運用に回して資産1,000万円を達成しよう
家計の金融行動に関する世論調査によると、単身世帯の保有資産は平均約650万円というデータがあります。
平均650万円と聞くとかなり高く感じますよね。
平均計算では、ものすごい大金持ちの人の資産も含めたうえで計算されるので、どうしても数値が大きく出がち。
資産1億円以上の富裕層は全体の約2%だと言われています。
たとえば、資産0円の人が9人・資産1億円の人が1人での平均保有資産は1千万円になってしまいます。
- 資産0円が9人
- 資産1億円が1人
- 平均すると資産1千万円
平均計算では現実味が無い数値になってしまうので、このような場合は『中央値』を見て判断するのが望ましいとされています。
中央値とは、それぞれの資産額を小さい順に並べていった真ん中の数字のことです。
単身世帯の保有資産中央値は約50万円とのこと。
単身世帯の資産が平均650万円と聞いても疑問が残りますが、50万円と聞くとリアリティーさがありますよね。
ちなみに、2019年の日本国民の貯金額の平均値は317万円で中央値は100万円になっており、平均値と中央値に200万円以上の開きが出ているという結果です。
- 貯金平均額:317万円
- 貯金中央額:100万円
全体の53%が貯金100万円以下となっており、50代をピークに貯金残高は急降下しているのが実態で、若い世代からの資産形成が将来安定のカギとなっていることが分かります。
保有資産0円の人は少なくない現実
家計の金融行動に関する世論調査の対象になったのは2,500世帯。
そしてその2,500世帯中約1,000世帯は保有資産が0円という調査結果も出ています。
資産を全く保有していない世帯が約4割もいるということです。
資産を保有せずにギリギリで生きている人は結構多いということが推測されます。
まずは月1万円余らせる
資産を保有せずにギリギリで生きている人や、100万円すら貯金ができずに急場しのぎ的な生活をしている人が実は結構多いことが分かったと思います。
そこから抜け出すためには、まずは月1万円以上余らせる生活にシフトチェンジすることが望ましいです。
月1万円以上の余剰資金を生み出すためには、日々の節約が最重要項目になります。無駄な支出を抑えるために毎月の固定費から見直してみるべき。

『水をいれても、穴がたくさん開いていれば水が貯まらない』という格言の通りで、どれだけ収入が多くてもその分支出も多ければお金は貯まっていきません。
もちろん収入を増やすことも重要ですが、支出を減らすことのほうが手っ取り早く余剰資金を生み出せます。
とりあえずは、水が(お金)が流れ出ている穴を塞いでしまいましょう。
支出が収入以下になるようにお金を使えば必然的にお金は貯まるはずです。
- 支出<収入
余ったお金は運用に回す
水が(お金)が流れ出ている穴を塞ぐことができれば、支出が収入よりも少なくなれば、大小あれど必ずお金は貯まっていきます。
貯まったお金は銀行に預金しておくだけではなく、投資に回してお金を増やしていくこともお金持ちになるには必要になります。
日本の金利は低いので、銀行に預金しておいてもお金が増えていくことはありません。
お金を眠らせておくだけでは非常にもったいないので、積極的に投資をして複利の力で稼いでいくことが効率的。
自身が会社等で働いてお金を稼ぐと同時に、『お金』にも働いてもらう仕組みを作ることが重要になります。
元本割れのリスクを受け入れられるかどうか
収益性が高い投資商品ほど元本割れを起こす可能性があります。
たとえ比較的安全と言われている投資商品だとしても、元本割れの可能性をゼロにはできません。
元本保証型の投資はほぼ稼げないと思っておいたほうが良いと思います。
そのため、特に日本人は投資は恐いというイメージを持っている人が多いと言われています。
投資は危ないというイメージが植えつけられているがゆえに、投資をすることによって着実に資産を増やしている人もいるという事実を受け入れられなくなっているのかもしれません。
投資をすることで確実にお金が増えていくわけではありませんが、お金持ちと言われている人達の多くはお金を投資に回しています。
投資は危ないし難しいというイメージが植えつけられている人は多いと思いますが、年をとっても毎日会社に行って朝から夜まで働き続けることのほうが相当リスクが高いと私は考えます。
投資でお金を増やすことが難しいかどうかは、徹底的にやり込んでみないことには分かりません。
とある資格試験の合格率をチェックすると10%未満だったりしますが、その資格試験は合格率ほどの激ムズ問題ではない場合も結構あります。
それはなぜかというと、その資格試験にエントリーして土壇場でテストを受けなかったり、テストに受かることが目的ではない人も中にはいるからです。
投資は危ないというイメージが先行して、食わず嫌い的な感じでなんとなく手を出さない傾向が強いようです。
年齢を重ねるごとに、毎日毎日朝から晩まで働き続けることのほうが難しくなってくると思います。
さいごに
家計の金融行動に関する世論調査によると、単身世帯の保有資産中央値は約50万円というデータがあります。
保有資産が0円という世帯が全体の4割をしめているという調査結果が出ています。
資産を保有せずにギリギリで生きている人の割合が結構多く、そこから抜け出したいと考えるのであれば、まずは月1万円貯蓄を達成することが望ましいです。
人によっては、給料は毎月必ず使い切るものだと考えている場合もあり、それはそれで間違っているとは言い切れない部分もあります。

どれだけ収入が多くても、その分支出も多ければ当然お金は貯まっていきません。
支出が収入以下になるように資金管理を行なえば、必然的にお金は貯まっていくはず。
金利が高かった時代ならさておき、現在は金利が低く利子を期待することはできないので、貯まったお金を銀行に預けておくだけではもったいないです。
元本割れの可能性をゼロにはできませんが、投資をすることによって着実に資産を増やしていく必要性があると言えるかもしれません。
資産が1億円を超えている世帯の90%は、お金を投資に回しているというデータがあります。
投資は危ないというイメージを持っている人は多いと思いますが、会社等で働き続ける選択も相当リスクが高いことを理解しておきましょう。
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投資の勧誘を目的としたものではありません。
最終的な決定は、ご自身の判断(自己責任)でお願い致します。
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