自炊と外食ではどちらが食費を安くできるのか
いきなり結論ですが、自炊と外食では『自炊』のほうが食費を安くすることができます。
自炊と外食で最も食費に違いがでるのは、一人暮らしをされている人達だと言われています。
一人で暮らしていると家で自炊するのが億劫になりがちで、ついつい外食に頼ってしまうものです。
頑張って働いて帰ってきた後に食事の用意をするのはかなり大変で、用意や片づけが不要な外食ばかりになり、いつの間にか食費がかさんでしまうのはよくあることです。
ですが、生活費を節約するためには食費を見直すことが必須条件。
どれだけお金を稼ぐ能力が高かったとしても、稼いだお金を貯める能力が無ければお金は貯まっていきません。
お金を『貯める』能力を極めて経済面でゆとりを持てるように、まずは食費を節約してみてはいかがでしょうか。
一人暮らしの月平均食費
男女区別なく単身世帯(一人暮らし)の食事平均を調べたところ、食費の約30%を外食費で占めていることが分かります。
分類 | 平均食費(円) | 外食費(円) | 外食の割合(%) |
---|---|---|---|
全体 | 44,067 | 12,313 | 28% |
男性 | 45,693 | 15,709 | 34% |
女性 | 35,021 | 6,191 | 17% |
参考元:「家計調査年報(家計収支編)2018年(平成30年) – 総務省」
私個人のイメージとしてはもっと割合が高いと思っていたので、以外と低い結果に驚いています。
会社勤めの方は会社の食堂を利用する場合も多いと思いますし、仕事終わりに外食して帰る方も多いのではないでしょうか。
男性は、外食を控えめにしたり自炊の割合を増やす必要があることがデータで見て取れます。
女性は、男性ほどではありませんがまだまだ食費を節約できる余地はありそうですね。
自炊のデメリット
1人暮らしの場合だと、少ない人数分の食事を作る時には食材の買い方が難く、小分けになっているものは割高になっていることも多いです。
割安な大容量商品をたくさん買ったとしても、食べきれずに腐らせてしまう可能性もあり、そうなってくるとお金の無駄になってしまいます。
さらには、食材を家に保存しておく必要があるのでどうしても虫が発生してしまいがち。
料理にレパートリーが少かったり時間が無かったりすると、どうしてもメニューが偏ってしまいます。明日も仕事に行かなければいけない状況で、1時間も2時間もかけて至高の一品を創作している余裕はありません。
自炊=節約のイメージがあるので、一人暮らしを始めて間もない頃は意気揚々と自炊に取り組むのですが、仕事が多忙だったり面倒になったりして外食中心の生活になってしまいます。
食費節約には『自炊』も必要
とはいえ、積極的に自炊に取り組むことで食費を最小限に抑えることができるは事実です。
自分で食材を買って作れるようになれば1食100円~300円程度で作ることも可能で、さらに自炊を極めていくことができれば工夫次第で1食100円以下に抑えることも可能です。
外食だと安くても1食500円以上はしますよね。
スーパーなどで大容量パック商品は値引きされることも多く、そのような商品を上手に活用すれば1食あたりにかかるお金もずいぶん節約できるかもしれません。
頑張って働いて帰ってきた後に食事の用意をするのはかなり大変ですが、働けど働けどわが暮らし楽にならざる状態の方は、まずは自炊を極めてみるのもアリだと思います。
本気で食費を節約したいのであれば、特別なイベント時は除いて自炊でしか食べてはいけない的なルールを設定して継続しましょう。
優雅に食事を楽しむのはある程度お金が貯まってからでも遅くはありません。
料理に慣れるまでは、スーパーの惣菜や弁当も買ったり外食を取り入れたりして、無理なく食費を節約しよう!みたいな悠長なことを言っていては、結局は仕事が多忙だったり面倒になったりして外食中心の生活になってしまいます。
主食の米はふるさと納税で手に入れる
米さえ確保できれば後はどうとでもなります。モヤシ炒めと納豆と味噌汁で1食完成です。
米さえあればカレーライスでもチャーハンでも作ることができるので、炭水化物に頼りがちになってしまうとはいえ節約に米は必須と言えます。
主食の米は『ふるさと納税』に寄付して手に入れましょう。
地域にもよりますが、米15kgあたり大体1万5千円~2万円程寄付すれば返礼品として手に入れることができます。
楽天ふるさと納税ページに、自身の年収や家族構成での寄付上限額(目安)を調べるツールがあるので、試しにチェックしてみてはいかがでしょうか。(楽天会員登録必須)
かなりザックリ言うと、一人暮らしで年収300万円であれば3万円程寄付できる感じです。
つまり、1年間で30kgの米を手に入れられる計算になり、月あたり2.5kg分食べられることになるので大分食費を節約できるのではないでしょうか。
やる気次第ですが、自炊と外食では『自炊』のほうが食費を安くすることができます。
コメント