休憩時間は必ずタバコを喫煙する先輩達の話
はじめに、このページ内容はタバコは身体に有害だとか周囲にも健康被害をもたらす(副流煙)から止めましょう的な話ではありません。
これは私がアルバイトで工場勤務をしていた時の話です。
私が勤務していた工場には、色々な場所に休憩所という名の喫煙所がありました。
世間では、タバコを吸える場所が限定されるようなってきている中、私が勤務していた工場は休憩所=喫煙所となっていました。休憩所以外の工場敷地内は完全禁煙です。
その工場で働いている20歳以上の男性従業員の9割はタバコを吸っており、むしろタバコを吸っていない人のほうが目立ってしまうほどでした。
タバコとコーヒーを薦めてくる先輩達
タバコを吸っている先輩達が、20歳以上のタバコを吸っていない人にタバコを吸うことを薦めて、その場の雰囲気でタバコを吸うようになっていく、という流れが形成されているのだと思います。
そんな感じで、工場で働いている先輩達のほとんどは休憩室でタバコをふかしながらコーヒーを飲んでいました。
ちなみに私はタバコを吸ったことが無いのですが、休憩は休憩所に行くという風潮があり、あえて流れに逆らう必要性を感じなかったので、皆に合わせる形で休憩所で休憩をしていました。
最初は特に違和感が無かったのですが、工場勤務の先輩方の大半は休憩中にタバコを吸いながらコーヒーを飲んでいます。
午前・昼・午後・残業前のすべての休憩時間帯でです。
月1回タバコが吸えない完全禁煙デー
月に1回、喫煙所を含む工場敷地内ではタバコを吸えない日というイベント(禁煙デー)がありました。
タバコを吸わない私にとっては全く無関心な日なのですが、禁煙デーは工場内の9割の従業員にとっては死活問題。
職場でタバコを吸う人が一体どのくらいいるのかのアンケート結果もあります。
アンケート結果では喫煙経験のある方が8割を占めています。
禁煙デーは有給休暇を取ったり普通に休んだりする人が多く、生産が遅れることが前提となっていました。
禁煙デー前日の先輩達の会話を聞いていると
- 先輩『明日禁煙デーなので有給取ってあります』
- 上司『いつも通り人数集まらないし減産するわ』
禁煙デーは人が集まらないことが最初から分かっているため、生産計画の段階から生産数を減少させているのです。
電子タバコは禁煙席で吸える?
有害物質がほとんど発生しない電子タバコでも禁煙席で吸うことはできません。
地域や自治体によっても解釈が異なるため明確なルールは設けられていませんが、喫煙スペースで吸うというのが現在のマナーになっています。
いくら電子タバコから有害物質や不快な臭いが発生しないといっても、非喫煙者の多くが紙巻きタバコと電子タバコの違いを知らないため、禁煙スペースで吸わないほうが良いと思います。
電子タバコを買うのであれば、ポイントサイトを経由して楽天市場のセール時に手に入れるとお得です。
1日どれくらいタバコを吸っているのか計算してみた
ほとんどの先輩達がほぼ同じような行動をとっていたので、ここからは1人の先輩に焦点を当てて話を進めていきます。
先輩は午前・昼・午後・残業前のすべての休憩時間帯でタバコを吸っていました。
午前・午後・残業前の休憩は約10分で、昼の休憩は約1時間。
休憩時間が長ければ長い程、吸うタバコの本数が比例して増えていきます。
どうやら、1本タバコを吸うのに5分かかる(タバコの種類や個人差による?)みたいなので、約10分の休憩帯に2本タバコを吸えるらしいです。
暗黙の了解で、作業現場から休憩所までに移動時間は休憩時間に含めないというルールが確立されていました。
タバコを吸っている人が大半ということもあり、皆が納得したうえでそのようなルールになったのだと思います。
とある先輩いわく…
- 『仕事をしながらタバコを吸えるようにしていない会社が悪い』
- 『タバコを吸うためにわざわざ休憩室まで足を運んでやっている』
- 『ニコチンが切れたら仕事に集中できないのに仕事中にタバコが吸えないのはおかしい』
のような主張をする人が大半だからとのこと。
昼休憩は1時間で長いのですが、昼ご飯を食べる時間もあるので実質半分の30分くらいをタバコタイムとして使っていると聞いたことがあります。
約10分で2本吸えるのであれば30分あれば6本吸える計算になりますね…ここではキリよく5本ということにしておきましょうか。
もちろんのことながら、工場にいない時でもタバコを吸っている模様。冬の寒い時期でもコンビニの外でガタガタ震えながら。
それらのデータや、先輩に聞いた話を元に1日何本タバコを吸っているのか計算してみると…
- 寝起きに1本
- 出勤途中にコンビニ外で1本
- 仕事開始前に1本
- 午前休憩中に2本
- 食後に5本
- 午後休憩中に2本
- 残業前に2本
- 帰宅途中にコンビニ外で1本
- 自宅到着したらまず1本
- 食後に2本
- 就寝前に2本
タバコ1箱20本なようなので1日平均1箱吸っていることになります。(実際に1日1箱以上吸っていると言っている先輩は多い)
タバコの吸い過ぎで肺が真っ黒になっているのではないでしょうか。
とある先輩の月々のタバコ代を計算してみた
次に、とある先輩の月々のタバコ代を計算してみましょう。
先輩がタバコを吸うタイミングは以下の通り。
- 寝起きに1本
- 出勤途中にコンビニ外で1本
- 仕事開始前に1本
- 午前休憩中に2本
- 食後に5本
- 午後休憩中に2本
- 残業前に2本
- 帰宅途中にコンビニ外で1本
- 自宅到着したらまず1本
- 食後に2本
- 就寝前に2本
タバコ1箱20本であれば1日1箱吸っていることになります、1箱あたり400円だとすると…
- 1日:400円
- 1月:400円×30日=12,000円
- 1年:910円×365日=146,000円
先輩の給料は大体年収300万円(本人がそう言っていた)。つまり月の給料は手取りで20万円くらいでしょう。
月の手取りが20万円しかないのに、月のタバコ代だけで約12,000円もぶっ飛んでいるようです。
大好きなコーヒー代も加算すると大変なことに…
皆、口を揃えて無駄遣いの自覚はあると言う
そんな工場勤務の先輩達に、健康面の問題は置いとくにしても金銭的に痛すぎるという意味を込めて『タバコ吸いすぎなんじゃないですか?』的な話題をふったことは何度もあります。
基本的には、無駄遣いの自覚はある・分かっているという返答が返ってきます。
- 私:『タバコ吸いすぎてません?』
- 先:『え?分かってるよ。止めようと思ったらいつでも止めれるし』
手取りで月20万円しかないのに月1万2千円もタバコ代に使ってる自覚があるというのです。これにはかなり驚きました。
『タバコを止めることでさらにお金が必要になる』という意味不明な発言をしてくる先輩もいるくらいです。
タバコは身体に有害だとか周囲にも健康被害をもたらす(副流煙)をもたらす的な話は一切していないのですが、喫煙者と非喫煙者の間にはかなりの温度差があることが分かりました。
【仕事】と【タバコ】のどちらを選択するのか
喫煙者は、お金が無くなってしまうことよりもタバコを切らしてしまうことのほうが恐怖だと感じている人が多いと聞きます。
お金が無くなったらタバコは買えないのに…です。
もったいないという自覚があるのにも関わらず止めないということは、もはや何らかの依存症の類いかもしれません。
もしも工場での喫煙が毎日どこでも禁止になったとしたら、先輩達は【仕事】と【タバコ】のどちらを選択するのか興味があります。
将来タバコの値段が千円を超えても買い続けるのかを聞いてみたいものです。
このページを読まれている方でもし工場で働く機会がある時は、工場で働いている人達の消費行動をチェックしてみると結構面白いですよ。
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