FXの口座開設の審査に落ちる原因や理由とは
FXでトレードを始めるにはFX証券会社の口座を開設する必要があります。
口座を開設するにはそれぞれのFX会社の審査基準を満たさなければいけません。
審査が行われる理由は、第三者によるなりすましを防いだり、トレーダー自身の年収や収入に釣り合っていない大金をFX取引に投じないかをチェックするためだと言われています。
ある一定の基準を満たしていれば審査に落ちることは無いのですが、明確な審査基準は基本的には非公開になっています。
このページでは、口座開設の審査に落ちる原因と審査に落ちにくくなる条件を紹介していきます。
FX口座開設の審査に落ちてしまった人やこれから口座開設を申し込んでみる人は参考にしてみてください。
審査基準は非公開になっている
どのFX会社の口座を開設する場合でも、基本的には審査に通過する基準のようなものは非公開になっています。
非公開になっている理由は、嘘をついてでも審査を通過しようとする人が出てくるため、審査が無意味になってしまうのを防ぐ意味合いがあります。
投資に回せる資産が無い人や安定した収入元が無い人を審査に通してしまうのは、トレーダーにとってもFX会社にとっても良くないことだと判断した結果でしょう。
基本的には審査基準は非公開になっていますが、最低限満たしておきたい一般的な基準というものはあるので、まずはそれらの特徴を確認してください。
口座開設に通過するための一般的な審査基準とは
FXの口座開設の審査基準は非公開になっていますが、最低限これくらいは満たしておかないと審査に通過するわけないよね的な一般的基準はネット等で調べれば色々出てきます。
というわけで、それらの全体的な審査通過基準をまとめてみましたので参考にしてください。
- 年齢(20歳以上80歳未満であること)
- 自身の名義で申請すること
- 嘘をかかないこと
- 申請内容と本人確認書類を一致させること
- ある程度の金融資産を保有すること
- 安定した収入源があること
- 年収と投資可能額のバランスを整えること
- 日本に住んでいること
- 身内に証券会社等の関係者がいないこと
上記に当てはまる場合はFXの口座開設基準にひっかかる可能性が高くなります。
それぞれのFX会社によって特徴的な審査基準がある場合もありますが、まずは上記の基準は最低限満たしておきたいところ。
審査に落ちないようにするために嘘を記入するのは良くありません。
虚偽記載をしてもFX会社にバレることはほぼ無いようなのですが、絶対にバレないという保証は無いので止めておきましょう。
無職やフリーターでも審査に通る
絶対とは言い切れませんが、無職やフリーターの人でもFX口座開設の審査に通る可能性はあります。
上記の最低限満たしておきたいことリストに『安定した収入源があること』と記載しましたが、毎月安定した給料も貰っている会社員でなくてもOK
『安定した収入源があること』が無い場合でも『ある程度の金融資産を保有していること』の条件を満たしていれば審査に通りやすくなるようです。
会社員の場合は年収200万円以上・無職やフリーターの場合は資産100万円以上はクリアしておきたいところ。
無職やフリーターの人で安定した収入源(年収200万円)がなくても、資産をある程度(金融資産100万円以上)保有していれば有利に事が運びます。
FXトレードに回せる余剰資金が100万円以下の場合は、そもそもトレードを開始しても利益を出すことは困難なので、まずは100万以上の種銭は用意しましょう。
年収と投資可能額のバランスを整える
ネットでFX口座を開設する時に自身のプロフィール等を書きこんでいく必要があるのですが、その際に『投資可能金額』を記入する項目があります。
この項目は審査通過するために非常に重要で、上記した『年収と投資可能額のバランスを整えること』の判断材料になります。
『年収』は『保有資産』と置き換えてもOK
トレーダーが無謀かつ危険なトレードをしないのかをチェックするための項目で、これを年収または資産の半分以下にしないと安全な投資とは判断されません。
1,000万円の貯金があったとしても投資可能金額を500万円以上にしてしまうと、ほぼ間違いなく審査に落ちてしまいます。
年収300万円の会社員(貯金が無い場合)でも投資可能金額を150万円以上にすると、危険だと判断される可能性があります。
口座を開設してからの投資金額はトレーダーの自己判断になりますが、最悪無くなってしまっても良い余剰資金で投資をするようにしましょう。
FX口座開設の審査に落ちてしまった場合の解決策
解決策と言っていいのかどうか意見が分かれるかもしれませんが、FX口座開設の審査に落ちた場合の解決策を挙げます。
- FX投資を諦める
- 金融資産または年収を増やす
- 投資方針を見直す
- 記入誤りがないか再確認する
- 別のFX会社で口座開設する
安定した収入源または100万円以上の余剰資金を保有することは最低限クリアしておかないと、FX口座を開設することはほぼ不可能。
その条件を満たしていない場合は、まずはお金を貯めましょう。
口座開設時の記入事項に『投資可能金額』的なものがあるので、そこには資産または年収の半分以下の金額を入力または選択しましょう。
会社やアルバイト等の面接時のように、1社だけ受けるのではなく受かるまで受けるのも手段です。
最低限満たしておきたい条件はクリアしたうえで他のFX会社の口座を開設してみましょう。
守秘義務違反の観点からFX会社同士で情報共有はない模様。
さいごに
このページでは、FX口座開設の審査に落ちる原因と審査に落ちにくくなる条件を紹介しました。
安定した収入源がなくてもある程度の金融資産(貯金等)があれば口座を開設することができるFX会社が多いようですね。
どれだけ金融資産を保有していたとしてもFX投資にフルスロットルする人だと判断された場合は、審査に落ちる可能性が高くなります。
ある程度のお金を貯めて、投資方針を整えてからFX口座を開設するようにしましょう。
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